サービス向上に向けた取り組み【電車】サービス向上に
向けた取り組み

【電車】サービス向上に向けた取り組み状況

サービス向上に向けた取り組み状況をお知らせいたします(2022年7月2日時点)。

路線の再編

駅前大橋ルート

広島市においては、広島駅南口広場の再整備等について、地元説明会や議会等からの幅広い意見を踏まえ、西日本旅客鉄道(株)や当社の同意を得て、 2014年9月2日に「広島駅南口広場の再整備等に係る基本方針」(以下、「基本方針」)を決定・公表されました。
基本方針では、広場への路面電車の進入ルートは、駅ビル敷地を活用し、路面電車を高架とする駅前大橋ルートとされており、 加えて、段原一丁目、的場町、八丁堀、紙屋町、市役所前、皆実町六丁目を通る市内中心部の循環ルートを導入することとしています。
当社は2019年4月24日に軌道事業特許申請書を、2020年1月7日に工事施工認可申請書を国土交通大臣へ提出しました。2020年10月より工事着手、完成および供用開始は、2025年春を予定しており、引き続き広島市及び西日本旅客鉄道(株)と連携して、早期整備に向けて取り組みます。

広島駅完成イメージ(全景)
【広島駅完成イメージ(全景)】

広島駅完成イメージ(内部)
【広島駅完成イメージ(内部)】

平和大通り線

引き続き、具体化がなされるよう関係機関と協議を進めてまいります。

超低床車両の導入

新型超低床車両5200形の導入 (2019年3月14日 運行開始)

宮島線(2号線)での運行を目的とした新型超低床車両(全長30m)を2018年度より導入しました。
従来の超低床車両と比較して座席数の増大やフルカラー液晶ディスプレイ(LCD)の案内表示器を設置し、次駅や運賃の案内を日本語の他に、英語、中国語、韓国語で表示し、多くのお客様に情報提供できるようにしました。
今後も増備を行いバリアフリー化を進め、利便性向上を図ってまいります。

5200形
【グリーンムーバーエイペックス】
車号 営業運行開始日
5201号 2019年3月14日
5202号 2019年3月25日
5203号 2020年3月21日
5204号 2020年3月25日
5205号 2021年3月13日
5206号 2021年3月24日
5207号 2022年3月12日
5208号 2023年2月28日
5209号 2024年3月28日

市内線向け超低床車両1000形の導入 (2013年2月15日 運行開始)

市内線での運行を目的としたワンマン仕様の新型超低床車両(全長18.6m)を2012年度より導入し、これにより市内線全系統において超低床車両が運行されることとなりました。これからも引き続きバリアフリー化を進め、利便性向上を図ってまいります。

1003号
【グリーンムーバーLEX】
車号 営業運行開始日
1001号、1002号 2013年2月15日
1003号、1004号 2014年2月1日
1005号 2014年2月17日
1006号 2015年1月11日
1007号 2015年2月1日
1008号 2015年3月1日
1009号 2016年1月29日
1010号 2016年2月20日
1011号 2017年1月27日
1012号 2017年2月20日
1013号 2018年1月30日
1014号 2018年2月19日
1015号 2019年1月31日
1016号 2019年2月12日
1017号 2020年1月25日
1018号 2020年2月22日

ICカード利用者の更なる利便性向上

全国相互利用ICカードの利用開始

2018年3月17日より、全国相互利用IC()の利用サービスを開始いたしました。これにより、PASPYをお持ちでない広島県外からお越しのお客様にも、ICカードをご利用いただける機会が増え、スマートに乗降頂けるようになりました。 また、現金で利用されるお客様からの転換が進むことで、将来的には降車時間の短縮に伴う定時性や速達性の向上にもつながるものと期待しております。

全国相互利用ICは以下の10種類のカードです。

Kitaca(JR北海道)、PASMO(関東地方)、Suica(JR東日本)、manaca(マナカ)(東海地方)、
TOICA(JR東海)、PiTaPa(関西地方)、ICOCA(JR西日本)、はやかけん(福岡市交通局)、
nimoca(西日本鉄道)、SUGOCA(JR九州)

ICカード全扉乗降サービスについて

2018年5月10日より、グリーンムーバーLEX(1000形)限定でICカードを単独利用されるお客様に限りすべての扉から降車できるICカード全扉乗降サービスを開始しました。また、2022年3月より同サービスを連接車両へ拡大し、2022年8月にはすべての連接車両で全扉乗降可能となりました。

駅・電停の整備

広電宮島口駅周辺整備について

広島県と廿日市市は、宮島の玄関口としてふさわしい機能の整備を目指し、護岸の埋立や旅客ターミナルの整備(2020年2月供用開始)等を実施しています。当社においても、この整備事業に協業し、旅客ターミナルに隣接した商業施設「etto」を2020年4月に開業しました。また、2022年7月2日には、広電宮島口駅を移設開業し、ターミナル駅としての機能拡充に取り組みました。今後は周辺整備を進め、宮島口地区の豊かな景観形成に取り組んでまいります。

商業施設etto
【商業施設「etto」】

広電宮島口駅
【広電宮島口駅】

広電五日市駅上りホーム改良(2019年3月22日供用開始)とエレベータの新設(4月12日供用開始)

広電五日市駅上りホームは市道と接続はしているものの、大半の利用者は高架で整備している五日市駅南北自由通路を利用しています。 しかしながら、五日市駅南北自由通路から市道への接続は階段のみでバリアフリー化が図られていないため、利用者からはエレベータ設置等バリアフリー化の要望が多数寄せられていました。

このことから、広島市と共同で上りホームの改良とエレベータ新設を行いました。高床ホームの低床化や新たにホーム後端部へのスロープ設置による出入口の増設等バリアフリー化を合わせて実施することで、利用者へのサービス向上を図りました。

広電五日市駅上りホーム(改良後)

広電五日市駅上りホーム(改良後)

南北自由通路エレベータ新設

南北自由通路エレベータ新設

広電本社前電停の改良 (2018年3月28日 供用開始)

広電本社前電停は、駅前大橋ルート整備と併せて現在検討中の循環ルート(的場町→稲荷町→八丁堀→紙屋町→市役所→皆実町六丁目→段原一丁目→的場町)の導入や既存系統の見直しにより、将来、中心部から宇品方面や循環ルートへの乗換えを担う電停として位置づけております。

今回の改良では、道路車線数の片側3車線から2車線への削減により電停幅員を1.2mから3mへ拡幅するとともに、ホーム有効長も20m前後、上屋長も30m延長し、スロープ勾配の緩和やホームのかさ上げも実施しました。加えて空調機を備えた待合所も設置するなど、従来の電停の枠に囚われない乗換え抵抗を軽減するモデル的な電停として整備致しました。また、ロケーション表示器も大型液晶表示器に更新し、ホームの長大化に合わせて視認性向上を図りました。

広電本社前(改良後)

広電本社前(改良後)

広電本社前(待合所)

広電本社前(待合所)

電停名 ホーム有効幅員 ホーム有効長 上屋長 ホーム高 スロープ長
広電本社前
(上り)
3.04~
3.14m
1.297m 48.0m 29.0m 54.0m 23.76m 30cm 25cm 6.0m 2.0m
広電本社前
(下り)
2.60m~
3.04m
25.0m

白島線 八丁堀電停の改良 (2017年10月27日 完成)

八丁堀(白島線)は、市内中心部の電停として多くのお客様にご利用いただいておりますが、上屋が短いために雨天時には傘をご利用されるお客様で混雑し、大変ご不便をおかけしておりました。
今回の改良で、電停上屋を7.9m延長し、併せてスロープ長を1.5m延長することで勾配を緩やかにし、お客様の利便性の向上とバリアフリー化を図りました。

様々な車両の展示

八丁堀(白島線)南側

電車を下から見学

八丁堀(白島線)北側


電停名 ホーム長 スロープ長 上屋長
八丁堀 (白島線) 14.46m 15.96m 3.0m 1.5m 12.1m 4.2m

改良年度 改良電停 改良内容
2012年度 舟入川口町
  • 有効幅員拡大
  • 上屋テント化延長
拡大後 上り 1.45m(+15cm)
    下り 1.15m(+15cm)
    上り 約25m延長
    下り 約21m延長
2013年度 土橋(本線)
  • 有効幅員拡大
  • 上屋延長
  • スロープ勾配緩和
拡大後 上り 1.7m(+30cm)
    下り 2.0m(+80cm(最大))
延長後 33.3m(+9.5m)
江波
  • ホームかさ上げ
  • 下り電停の島状化
かさ上げ後 ホーム高 30cm(+15cm)
2014年度 県病院前
  • 安全柵交換
  • 上屋延長
交換後 高さ 1.1m(+30cm)
延長後 下り 24.1m(+19.8m)
2015年度 八丁堀
  • 上屋延長
  • スロープ勾配緩和
延長後 上り 45.36m(+23.76m) 下り 41.04m(+23.76m)
立町
  • 上屋延長
  • スロープ勾配緩和
延長後 28.08m(8.64m)
2017年度 八丁堀
(白島線)
  • 上屋延長
  • スロープ勾配緩和
延長後 12.1m(+7.9m)
広電本社前
  • 有効幅員拡大
  • ホーム有効長延長
  • 上屋延長
  • ホームかさ上げ
  • スロープ勾配緩和
  • 待合室設置
  • 大型液晶
    表示器設置
拡大後 上り 3.04m~3.14m(+1.743~1.843m)
    下り 2.60m~3.04m(+1.303~1.743m)
延長後 上り 48.0m(+19.0m)
    下り 48.0m(+23.0m)
延長後 54.0m(+30.24m)
かさ上げ後 ホーム高 30cm(+5cm)

情報提供システムの整備

ロケーションシステムの高度化

以前のロケーションシステムでは表示できなかった行先の名称と号線を表示するとともに、「到着時間」「電車の種類」「英語表記」の表示を定期的に繰り返し、電車のご利用に不慣れな方にも分かりやすくしました。今後も、計画的に高度化を進めてまいります。
なお、2015年度の整備により、宮島線途中駅のすべてに新ロケーション表示器の設置が完了しました。

情報提供システムの整備
年 度 新ロケーション表示器設置箇所
(18電停、19駅、他1箇所)
2007年度 八丁堀、紙屋町東、紙屋町西、原爆ドーム前、土橋
2009年度 市役所前、皆実町六丁目(宇品線)、紙屋町シャレオ(地下街中央広場)
2010年度 十日市町(本線)、皆実町六丁目(皆実線)
2012年度 本通、広電本社前、宇品二丁目
商工センター入口、広電五日市、楽々園、廿日市市役所前、JA広島病院前、広電廿日市
2013年度 山陽女学園前、宮内、地御前、阿品東、広電阿品
2014年度 佐伯区役所前、修大協創中高前、草津、古江
2015年度 立町、南区役所前、県病院前
東高須、高須、草津南、井口
2016年度 鷹野橋、八丁堀(白島線)
2021年度 横川駅
2022年度 広電宮島口

電車運行情報提供システム (2013年3月8日全線運用開始)

電車ロケーションシステムの情報から、各電停・駅における全車両の電車到着予測時間を、パソコンや携帯端末に配信するシステムです。低床車両をご利用になられるお客様に対しては、低床車両のみの表示も可能です。
2011年度に市内線における運用を開始し、2013年3月8日より宮島線の運用を開始しました。

位置情報表示画面(パソコン画面)

様々な車両の展示

路面電車まつりの開催 (2019年6月9日 開催)

広島電鉄千田車庫において「第24回路面電車まつり」が開催されました。今年も、車両展示、車庫見学やミニ電車の走行などを多種多様なイベントを実施し、多くの電車ファンやお子様連れで賑わいました。
当日は晴天にも恵まれて、約18,000人のお客様が来場くださいまして、大盛況のうちに終えることができました。

様々な車両の展示

【様々な車両の展示】

修理工場での台車部分の展示

【修理工場での台車部分の展示】

中古部品販売

【中古部品販売】

ミニ電車の走行

【ミニ電車の運行】