電車情報車両の紹介

低床車

1000形

製造年 2013年
両数 10両
定員(座席数) 86人(33人)
自重 24.3t
最大寸法(長さ×幅×高さ) 18,600mm×2,496mm×3,645mm
電気方式 DC600V
台車 4輪独立台車
主電動機 三相かご形誘導電動機 100kw×4台
制御方式 VVVFインバータ制御
ブレーキ方式 回生・発電ブレーキ併用油圧ディスクブレーキ、保安ブレーキ デッドマン機能付き
補助電源 三相 AC440V/DC24V
冷房装置 屋根置集中ユニット式
床高さ 360mm(車内フロアー)、330mm(入口部)
最高運転速度 40km/h(設計最高80km/h)
加速度 3.5km/h/s
減速度(非常) 4.8km/h/s(5.2km/h/s)
車体製造所 近畿車輛、三菱重工業、東洋電機製造

路面電車の未来へ向けて

1000形車両は、市内線の運行を目的としたワンマン仕様の超低床車両です。
2005年に導入した国産初の独立車輪方式・ワンフラット100%超低床車両5100形「グリーンムーバーマックス」(全長30m)のバリアフリー性能を継承しながら、全長を18.6mにすることにより、全ての路線で運行が可能となりました。
広島電鉄は、路面電車の未来へ向けた新しい「超低床車両1000形」の導入を進めていきます。

未来へ向けた新たな取り組み

制御装置、補助電源装置、空調装置及び車両情報装置等を新設計し、機能性、静粛性及びメンテナンス性の向上を図りました。環境への配慮として、車内灯をLED化し消費電力の低減を図りました。
バリアフリー機能として、完全低床式の車体、車いす・ベビーカースペースの設置、車内案内表示は5100形の機能を継承し、液晶型車内案内表示装置を新設するなど、電車の乗換え情報、周辺施設情報等を分かりやすく提供します。
乗降口上部には、扉開閉時の注意を促す扉開閉予告灯を新設し、安全性の向上を図りました。

運用状況

2013年2月15日より、それまで超低床車両が運行されていなかった、7号線(横川駅~広電本社前)、8号線(横川駅~江波)、また新系統9号線(白島~八丁堀~江波)で運行開始しました。
現在は、2号線を除くすべての路線で運行しています。(6号線は深夜時間帯のみ)

ネーミングの由来

グリーンムーバー・レックスの「LEX」はLight Excursion(ライト・エクスカーション=小旅行・周遊旅行)からつくった造語です。この車両で街中を軽快に楽しく移動するイメージから名付けました。

車両デザイン

ホワイトを基調とした爽やかな車体に、シックなリバーブルーと都会的なシルバーを組み合わせ、広島電鉄のイメージカラーである鮮やかなリーフグリーンをアクセントとして配しました。リバーブルーとリーフグリーンのコントラストは、水と緑の街、広島の景観イメージを表現しています。
グリーンムーバーの上品さと、グリーンムーバーマックスの爽やかさを融合させた、「街の質を上げるシックな移動体」です。

電車開業100周年記念車両 1001号、1002号

1001号、1002号は広島電鉄電車開業100周年記念車両と位置付け、特別仕様のデザイン、愛称となっています。

  • 車両デザイン
    外観カラーは、開業時の車両100形をベースに、100年かけ培った電車スピリット、そしてこれからの未来へ向けた生命力を表現する特別色として「アニバーサリー・レッド」としました。中央の扉部分は杯(さかずき)をモチーフに、100周年の祝杯をイメージしデザインしました。インテリアは、落ち着きと温もりがあふれる客室を目指し、ナチュラルなテイストを感じられるデザインとしています。
  • ネーミングの由来
    1001号を「PICCOLO ピッコロ」、1002号を「PICCOLA ピッコラ」と名付けました。ピッコロ/ピッコラはイタリア語で「小さい」という意味を持ち、ピッコロは男性名詞につく形容から男の子を、ピッコラは女性名詞につく形容から女の子をイメージし、これからの未来を創造していく子供たちを車両の愛称としています。

受賞歴

  • 第13回ひろしまグッドデザイン賞特別賞