女性活躍推進
当社では女性活躍推進法にもとづき、女性従業員の積極的な採用に努めるとともに、全ての従業員がその力を発揮できるよう雇用環境の整備に取り組みます。
広島電鉄株式会社行動計画
2020年4月1日策定
広島電鉄では、育児休業が法制化される以前の昭和63年に育児休職制度を導入するなど、女性活躍促進に努め、女性従業員の定着に一定の成果を挙げることができました。
しかし、当社の従業員の半数以上が従事する、運転業務やメンテナンス業務を行う女性従業員は、応募自体が少なく、在籍する女性従業員はごくわずかです。
お客様の半数は女性であり、お客様のニーズが多様化している中、そして、少子高齢化・人口減少による労働力の不足が進行する中で、今後もより良いサービスを提供していくには、女性の力が欠かせません。
そのためにも女性従業員を積極的に採用するとともに、全ての従業員がその力を発揮できるよう雇用環境を整備することを目的とし、次のとおり行動計画を策定します。
計画期間
2020年4月1日~2025年3月31日(5年間)
課題
- 女性の応募が少なく男女比に大きな差が生じている部門がある。
- 男女の勤続年数に大きな差は見られないが、管理職に占める女性比率が低い。
【参考】男女別勤続年数 男性16.8年・女性12.2年(2020年3月末現在) - 女性用のトイレや休憩所などの施設が十分に整備されていない。
数値目標
目標1:電車・バス乗務員の採用者に占める女性比率を10%以上とする。
技術部門の女性採用者を1名以上とする。
【取組内容】
2020年4月~ | 路線再編を通じた運行体系の見直しにより子育てしながらでも働きやすいシフトを構築し、短時間正社員を外部から新たに採用する。 |
女性用休憩室や女性用トイレの整備を引き続き推進し、女性が活躍できる環境を整える。 | |
採用活動では、女性応募者増加を目指し、実際に働いている女性乗務員の声や両立支援制度、女性でも安心して働けることを訴求する。 |
【実績】
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電車・バス乗務員の採用者に占める女性比率
- 計画策定以前の5年間(2015年度~2019年度) 5.2%
- 2020~2023年度計 6.5%
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技術部門の女性採用者
- 計画策定以前は採用実績なし
- 2020~2023年度 計3人
目標2:係長以上の職種に占める女性比率を10%以上とする。
【取組内容】
2020年4月~ | 採用者に占める女性比率10%以上という目標を達成し、女性社員数は増加しており、今後は、各社員の成長につながるよう、若手社員へのキャリアデザイン研修を実施する。 |
【実績】
- 2020年3月15日現在 8.4%
- 2024年3月31日現在 9.8%
女性活躍推進法に関する情報の公表
「女性労働者に対する職業生活に関する機会の提供」における情報公表は以下のとおりです。(2023年度実績)管理職に占める女性労働者の割合
- 7.4%
労働者の男女の賃金の差異
- 全労働者 78.4%
- 正規雇用労働者 82.1%
- パート・有期雇用労働者 51.7%
「輝く女性の活躍を加速する男性リーダーの会」行動宣言への賛同
広島電鉄株式会社 代表取締役社長 仮井康裕は、内閣府が支援する「輝く女性の活躍を加速する男性リーダーの会」行動宣言に賛同しています。