広島エリアにおけるMaaS実装に着手、第一段階として一日乗車券をデジタル化
2019.12.25 掲載
広島電鉄株式会社と日本電気株式会社(本社:東京都港区、代表取締役 執行役員社長 兼 CEO:新野隆、以下 NEC)は、広島エリアにおけるMaaS(Mobility as a Servise)の取り組みの第一段階として、 広島電鉄が提供する電車一日乗車券等のデジタル化を実施します。本取り組みは2020年3月より開始予定です。
現在、移動を種別や運営主体を越えて一連のサービスとしてシームレスにつなぐMaaSの実現に向け、全国で様々な取り組みが行われています。
そうした中、広島電鉄とNECは、利用客の利便性向上や観光振興による都市活性化を目的として、共同研究を開始しました。まずは、年間計20万枚ほど発行されている紙の「電車一日乗車券」・「一日乗車乗船券」等を、スマートフォン上で購入・表示するサービスを提供します。本サービスでは、事前の乗車券の一括手配・決済などにより、利便性向上を実現します。
また、有効期間の管理や不正利用の防止機能などを備えるとともに、英語にも対応しており、近年増加する訪日外国人観光客の利便性向上にも寄与します。利用の際には、スマートフォン画面を見せるか、利用回数に制限のある施設(フェリー・ロープウェー等)については施設に貼付されているQRコードをスマートフォンのカメラで読み取ることで利用が可能です。
乗車券 画面イメージについて
【現行の紙券乗車券】
【モバイル乗車券】
①トップメニュー
【モバイル乗車券】
②乗車券の購入
【モバイル乗車券】
③乗車券の表示
※画面イメージは開発中のものです。
広島電鉄とNEC は、今後の機能拡充に向けて他事業者との相互連携を進めます。具体的には、事業者間清算システムの実装や、経路検索やAI オンデマンド交通、シェアサイクルなど様々な機能とのAPI 連携を進め、広島エリアにおけるMaaS ソリューションの実装を目指します。
※QRコードは㈱デンソーウェーブの登録商標です。