電車車内の換気の取り組みについて
2020.7.31 掲載
2021.9.4 更新
当社電車では、新型コロナウイルス感染拡大の予防対策として、車内換気のため窓開けを実施しています。
このたび、スモークマシンを用いて車内換気の実験を行いましたので公開します。
実験の結果、車両の形式に関わらず、扉の開扉時間約5分で概ね車内の空気が入れ替わっていることが分かりました。
現在、走行中は雨天時を除いて一部の窓を開けているため、更に換気が促進されることが期待されます。
なお低床車両、連接車両、700形、800形、1900形においては、雨天時も窓を開けて走行できるよう、スリット板(以下写真1,2)を設置し、車内換気を促進しています。
冷房使用中も一部窓開けを継続するため、車内温度等でご迷惑をお掛けしますが、ご理解とご協力をお願いいたします。
写真1.車外から見たスリット版
写真2.車内から見たスリット版
実験時の画像
3800形(市内線、宮島線を運行する3両編成の電車)
【条件】
- 運行を想定して、進行方向左側全扉の開扉90秒(電停停車)と閉扉60秒(走行)を繰り返した。
- エアコンは作動。
- 側窓の状態は「一部開」。
【1回目(開扉時)】
【2回目(開扉時)】
【3回目(開扉時)】
【3回目(開扉終了時)】
実験時の動画
- 約8分間の映像を1分間に短縮して編集しています。