被爆電車特別運行プロジェクト2021について
2021.7.20 掲載
被爆電車特別運行プロジェクトは、被爆70年プロジェクトの一環として2015年にスタートし、今年で7年目を迎えます。
被爆75年の節目となった昨年・2020年は、コロナ禍のため一般の乗車体験を見送りましたが、被爆電車「653号」が広島市内を走行する模様や、車窓からの広島の平和な光景をライブ配信するという新たな取り組みを実施しました。
今年も、一般の乗車体験を再開する方向で検討を進めておりましたが、コロナウイルスの感染拡大が終息に至らないことから、参加者の皆さまに安全に乗車体験をしていただくことは困難であると判断し、昨年に続いて一般参加者の乗車体験は中止することとしました。しかし昨年同様、このコロナ禍だからこそ、被爆の惨禍から復活を遂げた「653号」を運行し、その模様を国内外に向けて配信することで、広島から「平和」と「勇気」を発信いたします。
詳しくは公式ホームページをご覧ください
公式Twitterはこちらをご覧ください
主催:株式会社中国放送 広島電鉄株式会社
協力:株式会社電通国際情報サービス
運行情報について
運行車両
被爆電車650形653号
653号の概要
1942年に製造された広電生え抜き車両です。653号は、1945年8月6日に江波付近で被爆し大破したものの、4か月後には復旧し、以来広島のまちを走り続け2006年に一度引退した車両です。2015年に当プロジェクトで被爆当時の塗装に復刻して復帰、特別運行を行っています。