超低床車
2021.4.1 現在
5000形グリーンムーバー
製造年 | 1999年~2002年 |
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編成数 | 12編成(5車体3台車) |
定員(座席数) | 153人(46人) |
自重 | 32.5t |
最大寸法(長さ×幅×高さ) | 30,520mm×2,450mm×3,645mm |
電気方式 | DC600V |
台車 | 4輪独立台車 |
主電動機 | 三相かご形誘導電動機 100kw×4台 |
制御方式 | VVVFインバータ制御 |
ブレーキ方式 | 回生・発電ブレーキ併用油圧ディスクブレーキ、保安ブレーキ デッドマン機能付き |
補助電源 | 三相 AC400V/DC24V |
冷房装置 | 屋根置集中ユニット式 |
床高さ | 330mm(全フロアー) |
最高運転速度 | 60km/h(設計最高80km/h) |
加速度 | 3.5km/h/s |
減速度(非常) | 4.8km/h/s(6.0km/h/s) |
車体製造所 | シーメンス(ドイツ)、デュワグ(ドイツ)、アルナ車両 |
導入の経緯
21世紀に向けて都市内公共交通機関の「都市の装置」となるよう、広島電鉄では車両の近代化について積極的に取り組んでいます。車両の近代化を進めるにあたり,高齢化社会に対応した乗降が容易で停留場との段差がほとんどなく、省エネルギー・低騒音・低振動など環境に配慮され、輸送力や速達性に優れた性能を持ち、いままでの路面電車のイメージを一新する車両として、ドイツより超低床車両を導入することにしました。
グリーンムーバー5001号はロシアの大型輸送機アントノフで1999年3月13日に広島空港に空輸され、覆面ラッピングをして試運転を行った後、1999年6月9日より2号線(広島駅~広電宮島口)で営業運転を開始しました。
運用状況
2002年までに計12編成が導入されています。5001号~5011号は2号線(広島駅~広電宮島口)で、5012号は1号線(広島駅~紙屋町~広島港)で活躍しています。
ネーミングの由来
グリーンムーバーの「ムーバー(Mover)」はムーブ(Move:移動する、活動する)の名詞形です。それまでのグリーンライナーが「走り」をテーマとしているのに対し、都市内の移動や活動をよりスムースにすることをテーマとしています。
受賞歴
- 1999年グッドデザイン賞特別賞 ユニバーサルデザイン賞(通商産業大臣賞)
- 1999年ひろしまグッドデザイン賞 大賞
- 2000年鉄道友の会ローレル賞
- 第2回日本鉄道賞 表彰選考委員会特別賞
- バリアフリー化推進功労者表彰 内閣官房長官賞