超低床車
2024.3.29 現在
5200形グリーンムーバーエイペックス
製造年 | 2019年~ |
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編成数 | 9編成(5車体3台車) |
定員(座席数) | 151人(58人) |
自重 | 33.7t |
最大寸法(長さ×幅×高さ) | 30,000mm×2,496mm×3,645mm |
電気方式 | DC600V |
台車 | 4輪独立台車 |
主電動機 | 三相かご形誘導電動機 100kw×4台 |
制御方式 | VVVFインバータ制御 |
ブレーキ方式 | 回生・発電ブレーキ併用油圧ディスクブレーキ、保安ブレーキ デッドマン機能付き |
補助電源 | 三相 AC440V/DC24V |
冷房装置 | 屋根置集中ユニット式 |
床高さ | 360mm(車内フロアー)、330mm(入口部) |
最高運転速度 | 60km/h(設計最高80km/h) |
加速度 | 3.5km/h/s |
減速度(非常) | 4.8km/h/s(6.0km/h/s) |
車体製造所 | 近畿車輛、三菱重工エンジニアリング、東洋電機製造 |
開発コンセプト
5200形Greenmover APEX(グリーンムーバーエイペックス)は、「未来×スピード」を基本コンセプトにエクステリア・インテリアともに
「モノトーン+アクセント」の意匠でまとめ、”新しい広島のシンボル”となるデザインとしました。
APEXとは、頂点や極地などの意味を持ち、グリーンムーバーシリーズの最先端であることを表しています。
運用状況
2021年までに導入された6編成は、2号線(広島駅~広電宮島口)で運行しております。2022年3月以降に導入された3編成は、市内線[主に1号線(広島駅~紙屋町東~広島港)]にて運行しております。
5000形、5100形との違い
- 座席数の増大
5200形グリーンムーバーエイペックスは、5000形グリーンムーバーの座席数より12席、5100形グリーンムーバーマックスの座席数より2席多くなっており、多くのお客様に着席して目的地まで快適な移動ができるようにしました。 - 多言語対応車内案内表示器 運転台後ろと6か所のドア上にはフルカラー液晶ディスプレイ(LCD)の案内表示器を設置しております。 次駅の案内や運賃の案内を日本語の他に、英語、中国語、韓国語で表示をし、多くのお客様に情報提供できるようにしました。
車両デザイン
- エクステリア
フロントはこれまでのグリーンムーバーシリーズから一新し、スピードと広島のアクティブさを造形のテーマとしてデザインしました。
情報表示器も白色LEDとすることで視認性を向上させています。
カラーリングもこれまでのイメージとは全く違うものとしました。モノトーン基調の車体に広島電鉄のイメージカラーである緑を鮮やかにアレンジすることでグリーンムーバーブランドを引き継ぎつつ未来的なデザインとしました。 ロゴや車体側面のグラフィックスにはラインを重ねた意匠を用いることで、街を駆け抜けるスピード感を表しています。 - 車内インテリア
インテリアも「モノトーン+アクセント」配色でまとめました。色数を抑えた配色とコントラスト車内全体の広がりを演出し、都会的でメリハリのある空間デザインとしました。 握り棒はエクステリアと共通の鮮やかな緑とすることで、視認性を高めるとともに車内のアクセントになっています。
腰掛表布は水の都・広島を流れる川をモチーフに、新しい時代へとつなぐ時間を流れをドットと曲線で表しました。
車内表示器では、日本語、英語、中国語、韓国語による案内を行い、多くのお客様に情報提供できるようにしました。
受賞歴
- 2019年グッドデザイン賞